雑誌「チルチンびと」108号 -いい家の条件-
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81 2018年秋に、ご主人の実家を建て替えた滝川邸。建て替えにあたり、当初夫妻は別の会社への依頼を考えていたという。ご主人は「家づくりについて調べる中でエコ建築考房さんを知り、モデルハウスも見学に行きました。他社も検討しましたが、ハウスメーカーにはできない素材へのこだわりや設計方針、そしてスタッフの皆さんのお人柄にひかれ、最終的にエコ建築考房さんにお願いしました」と振り返る。暮らしの中心となる開放的なLDK こうして始まった、エコ建築考房との家づくり。依頼にあたって希望したのは「庭や外観は和の趣を感じられるように」(ご主人)、「スキップフロアの楽しい家」(奥さん)というもの。設計を担当したエコ建築考房の五香祐輔さんは、広々としたスキップフロアのLDKを住まいの中心に据え、そこから和庭が眺められるプランを提案した。「角地という好条件に加え、西風が強いとご主人からうかがっていたので、西側を閉じて庭に向かって南東にひらくL字のプランとしました」(五香さん)。 家の中心となるLDKは、床レ21・2庭と大きな開口部でつながるLDKが、この住まいの中心だ。 3南東側からの外観。和の趣を感じることができる。 4・5白梅のほのかな香りが漂い、水琴窟のやさしい音色に癒される和庭。345

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