住宅雑誌『チルチンびと』104号 -コンパクトな家-
15/15

小菅幸子さんのブローチ。上から忘れな草、マトリカリア。ふっくらとした立体感がかわいらしい。花びら一枚一枚の向きを変えるなど、ディテールにまで心を配る。石膏型による端正な造形に釉薬で「揺らぎ」をつける内山太朗さんの作品。上から深みのある藍色が魅力のプレート。「青い結晶釉は焼成の仕方によっていろいろと変化するので、その不安定な感じを毎回楽しんでいます」。フランスのアンティーク皿「キュノワール」からインスピレーションを受けた花形 丸皿。銀彩を施した丸皿はピューターの食器のような趣。「銀彩の経年変化も楽しんでもらえたら」。95ヨーロッパのアンティークのような懐かしくてやさしい気持ちになれる器とブローチ。陶芸家の内山太朗さん、小菅幸子さん夫妻の作品はどんな暮らしの中から生まれるのか、アトリエ兼自宅を訪ねた。内山太朗と 陶芸家夫妻の 小さなブローチと  

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る