住宅雑誌『チルチンびと』103号 -ごはんを楽しむ家-
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12囲炉裏端ふぐの宴福岡県立小倉高等学校、昭和三十八年度卒業・同窓の集い京都の作庭家・古川三盛さんの自邸は、建売住宅を改造した、数寄屋、書院、民家を取り混ぜた和の家だ。新年の某日。旧友を招き、「ふぐ宴席」を楽しんだ。幼少期からふぐに親しんできた古川さんが、ふぐに纏わる思い出を語る。文=古川三盛 写真=酒谷 薫作庭家・古川三盛の世界ふるかわ・みつもり1943年福岡県生まれ。鹿児島大学卒業。北九州で修業後、京都で森蘊氏に師事。70年に独立。観心寺、延命寺(大阪・河内長野)、天上寺(兵庫・神戸)、法楽寺、全興寺(大阪)、矢田寺・北僧坊・大坊門(奈良・大和郡山)、中宮寺(奈良・斑鳩)、観音寺(京都・福知山)、寂庵(京都)、金峯山寺(奈良・吉野)、新大佛寺(三重・伊賀)、浄教寺など、多くの寺社や個人宅とかかわる。著書に『庭の憂』(善本社)がある。

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