住宅雑誌『チルチンびと』103号 -ごはんを楽しむ家-
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野地板ごとなくなっているので、下地強度が弱かったか、もしくはその箇所にハリケーン規模の強風が当たったと推測される。下り棟の芯木が腐食し、釘が抜けたと見られる(腐食の原因になるため近年は芯木を使わない屋根が多い)。野地板がなく、直接垂木に打った釘の強度が不足していることが原因だと推測される。おそらく50~60年前の建物で、野地板として使われていたバタ板(丸太の辺材)の隙間から風が入り芯木から屋根が外れた。90地球規模の異常気象が続き今年も強い台風の上陸が予想される。住まい手を強風や大雨から守るためにはどのような住まいが必要とされるのだろうか。本特集は「屋根」に焦点をあて「金属屋根」「木構造」「工務店事例」という三つの角度から、そのあり方を探る。「金属屋根」「木構造」「工務店事例」で考えるスーパー台風(最大風速54m/s以上) に強い屋根とは。特集スーパー台風に強い屋根2

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