住宅雑誌『チルチンびと』102号 -薪ストーブのやすらぎ・裸足と健康と木の家-
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1外観。  2〜4リビングに置かれた薪ストーブ。食卓に座った時の目線の高さでゆれる炎を楽しめる。 左ページ/薪ストーブの置かれたリビングで食事。窓障子を閉めるとやさしい間接光に包まれる。62無垢の木がふんだんに使われた、居心地のよいコンパクトな空間で、どこにいても家族のぬくもりが感じられる安心感溢れる住まい。静岡県富士市 金指邸  設計=鍋田さつき 写真=畑 耕1234家族と薪ストーブのぬくもりが広がる家 結婚を考えていた頃、実家の真横の土地が偶然にも分譲に出され、その土地を購入したご主人。土地の購入は、まだ結婚前だった奥さんには事後報告だったそうだ。土地の購入、結婚、娘の誕生と家づくりが、同時期に目まぐるしく始まった。いくつかのハウスメーカーを見て回り、たくさんの人に話を聞く中で建築家・鍋田さつきさんの自邸を見学することに。実はご主人は、鍋田さんのご主人の会社の後輩であり、以前より鍋田さんとも親交があったのだ。「梅雨時にうかがったのですが、外はジメジメとしていたのに家の中はすごく快適でした。木をふんだんに使った雰囲気や落ち着いた色合いがとても素敵で」と振り返るご主人。鍋田さん

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