雑誌「チルチンびと」77号掲載 小笠原からの手紙
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写真と文=鈴木 創 すずき・はじめ/1965年生まれ。横 浜育ち。小笠原自然文化研究所副理 事長。季刊誌『i-Bo 』変酋長(編集長)。 ボニンブルーの 海鳥たちの 過去・現在・未来 小笠原からの手紙 vol.11 世界自然遺産に登録され注目を集める、 小笠原の豊かな自然と文化を、 現地在住の研究者が紹介します。 1/アカアシカツオドリ。白い体に赤い足が印象的。硫黄列島海 域で見られる。 2/オナガミズナギドリ。長い翼の海鳥たちは、 水かきのある足で海面を助走して飛翔する。 3/1年に1度企 画される硫黄3島クルーズで見ることのできる硫黄島。山麓の海 鳥繁殖地は今はない。戦争で多くの自然も失われた。 4/定期 航路のおがさわら丸は最適のバードウオッチング船でもある。硫 黄3島クルーズでは、定期航路のない島と珍しい海鳥に出会える。 船前方は南硫黄島。 5/おがさわら丸に併走するカツオドリ。 6/マッコウクジラのブロウ。海鳥を育むボニンブルーの海には クジラやウミガメも集う。 7/海鳥が集まるところには魚がいる。 海鳥の集まり「鳥山」は漁師の大切な目印だ。

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