雑誌「チルチンびと」70号掲載 小笠原からの手紙
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集落近くの散策コース
沖港の前にある石灰岩の丘を東の
裏手に回ると小規模な清見が岡の鍾
乳洞があり、石灰岩の岩肌が露出す
るラピエを間近に見ることができる。
母島漁協の裏を西へ行くと、シャ
ワーやトイレが整備された脇浜海水
浴場が広がる。アオウミガメが産卵
する場所があり、5月から7月が産
卵期。クジラの季節には、鮫が崎展
望台にクジラを見る人びとが集まる。
漁協の裏から車道を
10
分ほど登る
と、「静
しずかさわ
沢の森遊歩道」の看板が見
えてくる。森の中を歩くと弾薬庫跡
や砲台3門などが見られる。高台の
展望台は、美しい日没を見るポイン
トである。
ロース石でつくられたロース記念
館は、大正時代に砂糖の収納庫とし
て使われていたもの。第2次大戦前
の島民の生活用品や、農耕機具、古
い写真など
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