雑誌「チルチンびと」 脱原発自然エネルギー時代の家づくり
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図1 日本列島周辺の「プレー ト境界の地震」の震源域/黒 太線がプレート境界、黒点線 で区切られた網掛け部分が 震源域です。東北地方太平洋 沖地震は、三陸沖から宮城県 沖までの震源域が連動して 地震を起こしました。北海 道沖では「500 年間隔地震」、 西日本沖では「東海・東南海・ 南海三連動地震」という連動 地震の発生が危惧されてい ます。 主な活断層/陸上部に書か れた黒線とグレーの線は、主 な活断層の内、今後30 年 間の地震発生確率が高いグ ループ(黒)とやや高いグ ループ(グレー)の場所を示 しています。より詳しい情 報は「地震調査研究推進本 部」のホームページ(http:// www.jishin.go.jp/main/ index.html) の「地震に関 する評価」から知ることがで きます。 地震とは何か? 地震とは、大地をつくっている岩 盤が破壊した時の衝撃です。岩盤に は常に大きな力がかかっていて、そ の力を解放するために地下で岩盤が 破壊されて食い違い、隆起や沈降が 発生します。この時の衝撃が地上の 人間には地震として感じられるので す。岩盤が破壊しやすい場所には大 きく2 種類あり、一つは 「プレート境界」、もう一つ は「活断層」です。 地震が発生する場 所のタイプによっ て、地震の性質や 被害の特徴が異な りますので、よく 理解しておいてく ださい。 プレート境界の地震 3月に発生した東北地方太平洋沖地 震(東日本大震災)や大正関東地震(関 東大震災)、あるいはこれから発生が予 想されている東海・東南海・南海三連動 地震などが、この「プレート境界の地震」 です。地球の表面はプレートと呼ばれる

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