住宅雑誌「チルチンびと」82号掲載 設計 田中敏溥
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62 「夕方仕事を終えると、まず火を灯します。薄暗くなる部屋の中、炎が踊るのを見ていると、時間が経つのを忘れてしまう」。|こう語るの一つ屋根の下、踊る炎と食卓を囲む瀬川さんが焼いた皿を手料理が彩る。ピザは奥さんとお嬢さんで生地からつくった。夫妻が同時にキッチンで作業できるよう寸法設計にもこだわった。平日は出勤する奥さんのため、瀬川さんがキッチンに立つ。上:ダイニングには瀬川さんの絵を掛けることを前提に、白い壁を設けた。 下:薪置き場にもなっているデッキ。抜け感を損ねないよう、落下防止にステンレス製のワイヤーを巡らせている。

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