『建築家と造る木の家』チルチンびと 91号掲載
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98建具、キッチンや浴室のタイルにステンドグラス。これまで育んできたセンスが家に宿る。 ちなみに奥さんは、「絵画を見るより建物を見てまわるのが好き」と、日頃から眼を養ってきたよう。「大好きな京都の旅館や河井寛次郎邸、また仕事で泊まった海外のホテルなど、これまで目にしてきたエッセンスが、そこここに生きているのかもしれませんね」と笑う。上/2階にある3畳の「籠もり畳」は、障子などでモダンな雰囲気に。 下/3畳の和室の入り口。八王子の「古福庵」で選んだもの。上部のガラスは青海波の模様。鴨居の上からのぞく天井は、網代にしている。畳でごろごろする気持ちよさは、捨てられない。畳の籠もり部屋を 一 つ、リクエスト。

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