2005年4月のオープン以来、美しく永く使える器と生活のものを取り扱ってきたKOHOROさん。見て楽しむだけではなく、毎日の暮らしの中で使って育てていきたくなるようなもの選びをされています。スタッフ同士で使い心地を確かめ感想を共有したり、日常で使っている風景が想像できるようにとディスプレイを工夫しながら、手に取る人につくり手の想いやものの背景が伝わるようなお店づくりを心がけているそう。

約20年前、製紙産業が盛んな四国中央市で誕生した「和紙の草履」。KOHOROさんとの出会いは、愛媛のNowvillageさんから、製造元である和紙のイシカワさんを紹介してもらったのがはじまりだそう。編んでいるのは、地域の熟練の編み手さんたち。わらじのつくり方はそのままに素材を和紙に変え、こんな形があったら良いなと試行錯誤しながらスリッパが生まれたというお話しや、楽しそうにつくっている姿がとても印象深かったそうです。

最初は少し固いけれど、履いているうちに足に馴染み、汗もよく吸収するので夏でもさらりとした履き心地。藁草履のように藁くずが落ちることもなく、藁より耐久性が強く切れることも殆どないそうなので、気兼ねなく室内履きができ、ネットに入れて洗濯機でも洗えます。履き潰したら土に還せば肥料にもなるすぐれもの。素材にも作り手にも共感し、応援したい気持ちがどんどん高まって、一年中KOHOROさんの店に置かれる定番商品になったそうです。

今回はNowvillageさんの「和紙の草履スリッパ風」を3名の方にプレゼントいたします。目利きスタッフさんも愛用している和紙のスリッパで、夏の足元を快適に涼しくお過ごしください。

素材：和紙
サイズ：約24cm
※1点1点、手で編んでつくられていますので、かたちに多少の違いがあります。