カゴ
カゴは日本の暮らしに古くから根付いてきた、素朴で美しい道具です。とくに、建築から農作業、家事にも遊びにも用いられ、身近な素材であった竹のカゴは、日々の生活に欠かせないものでした。
愛媛県で活動する「タケカンムリ」の門田雅道さんは、地産地消にこだわり、地元で育ったマダケを伐採して一か月間日陰干しにして水分を抜き、油をとばし、さらに一か月天日干しをするという、とても手のかかる原料作りの工程から、すべて自分の手で行います。じっくりと時期を見極めながら、時間をかけてつくられた素材で編まれた竹カゴには、シンプルで素朴ながら輸入物の竹製品にはない、自然な美しさと清々しさがあります。
「ぱんカゴ」「湯カゴ」「あした着る服入れるカゴ」「新聞雑誌入れるカゴ」・・・生活の場面を想像させてくれるネーミングにも、竹カゴをもっと普段の暮らしに気軽に取り入れてほしいという門田さんの思いを感じます。
軽くて丈夫で、使うほどに味わい深くなる竹カゴ。丁寧につくられた道具からは、丁寧な暮らしが生まれそうです。
「あした着る服入れるカゴ」
(大) W400 x D290 x H190 8,800円
(小) W360 x D250 x H150 7,800円
タケカンムリ
HP:http://www.geocities.jp/take_kanmuri/