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  • 設計:独楽蔵
  • 施工:谷川建設
  • 薪ストーブ:バーモントキャスティングス/アンコール
室内とデッキをつなぐ土間を設け、そこに薪ストーブを設置。

建主の松尾さん夫妻とその両親、そして娘さん夫妻とお孫さん、計8人が大家族で暮らす松尾+永井邸。土間に設置した薪ストーブで煮炊きをし、ウッドデッキに出した囲炉裏テーブルで近くの海や山の恵みを炙ったり焼いたり……四世代で火のある暮らしを存分に楽しんでいる。

「こんなににぎやかになるとは思いませんでした」とご主人が笑う。もともとこの家は、東京で働いていた松尾さん夫妻が故郷の両親と隣居するために建てた家で、先年、リフォームをした際に薪ストーブのある土間などを増築。この薪ストーブが、東京にいた娘さん一家も呼び寄せることになったという。「子どもたちにはおじいちゃん、おばあちゃんと触れ合いながら育ってもらいたかったんです。近くに家を借りようと思いましたが、憧れの薪ストーブが入ると聞き、同居させてって」と娘さん。

薪ストーブは地元の方々にも好評で、「忘年会をここで」などと頼まれるそうだ。「調理済みのおかずを食べ、ボタンひとつでお湯がわく生活はつまらない」と言うのは、この家の新築・増築を手がけた独楽蔵の星野厚雄さん。「火場(ひば)は失われつつある『生活の活力』を生み出す場なんですよ」

「薪ストーブを入れたら、父が『昔はこうだった』と喜んでくれました。孫も『これ薪にしよう』と木の枝とか拾ってくるんですね」とご主人。火の力で結びつけられた四つの世代。「火場」で交わす会話を通して、父母から子へ、曽祖父母からひ孫へと、生活の知恵や文化がさりげなく伝えられていくのだろう。

上/炎を眺めているだけで心が落ち着く。 左下/薪ストーブで暖めているのは、なめこ入りの豚汁。 右下/ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんと一緒に薪ストーブの火を眺めるお孫さん。「火場」は家族の触れ合いの場。
上・右下/囲炉裏テーブルを四世代で囲み、地元の恵みをいただく。これ以上の幸せはないかもしれない……

 

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