連合設計社市谷建築事務所は、住宅のプロトタイプの提案、街並のリサーチと町作り構想、ビジネスのための新しい環境提案など、デザインをツールにさまざまなご提案をしてきました。50年にわたる建築設計実績約3000件の事例の中から、最新の施工事例をはじめ建築設計後数十年も経つ建築物の事例をご紹介させていただきます。
暮らしをつくる。 

暮らしをつくる。 

この夏はすこし遠くの国内へ、旅に出た。その土地や移動の中で見たもの・聞こえたこと・感じたことはさまざまにあって、それをこれから記していきたいと思う。           1日目 みなさま、離陸いたします。 聞き慣れたはずのアナウンスが、今日はなんだか違う雰囲気に聞こえる。 モニタを見る。(真ん中の席であった。) 滑走路がうつっている。 ぐんぐん走る。 ごごごごごごー、と加速度が増して、ふわっと飛ん  ...
屋根の傘下にくらす平屋

屋根の傘下にくらす平屋

広い敷地の中、既存の母屋にご両親が住み、若夫婦の新居として計画された平屋の住宅。 母屋の庭を新しい建物との間の中庭として残すために敷地南端に寄せた、くの字の平面形状となった。ご主人は日本の伝統的な建築への造詣と、アメリカ在住の経験から得た大らかなスケール感を併せ持ち、本格的木造でありながら和風だけに捕われない住宅を望んだ。軸組みの構造を表わしにすることから、プランは屋根型が素直に反映するように考え  ...
アントニン・レーモンド ~アトリエ「夏の家」

アントニン・レーモンド ~アトリエ「夏の家」

  これだけ、暑くなると毎日避暑地で仕事をしたいなと思ったりする。。。 この建築は、昭和8年に建築家アントニン・レーモンドが自身の別荘兼アトリエとして建てた建築である。現在は軽井沢タリアセンという塩沢湖畔につくられたミュージアムとして移築されている。 このスタジオ別荘は、「自然への開放と閉鎖」というテーマで、南ヶ丘のゴルフ場東側の池の傍に建てられた。 ここでレ―モンド夫妻は、彼の事務所の所員ととも  ...
福井の家

福井の家

はじめに 「しとしとと降る雨の中でも深い庇がつくる、輪郭を失うことのない確かなかたち。 微妙な陰を生むやわらかい反射光が壁や天井に映し出す豊かな表情。 ワビサビとか渋さではなくて、そんな風土が豊かなで楽しい暮らしに映えるような住まい。」 これは、風土に根ざした福井ならではの住まいを、今の時代感覚に翻訳したモダンな建築として模索しようとしている堀川社長の想いに応えるために、プロジェクトに手をつける前  ...
若草山へのびる家

若草山へのびる家

  山焼きが見たい 薬師寺にほど近く、道路から1mほど高い角地は、先代から受け継いだ植栽に包まれていました。石積みのアプローチ。玄関先にはおじいちゃんがだいじにしていた松。 「若草山の山焼きが見たい」この家は、そこから始まりました。新年を彩る若草山の山焼きは、起源は諸説ありますが、3つ連なる山をほぼ焼き尽くす伝統行事です。それを新しい家から家族みんなで見たい。その願いの下、家の骨格を決め  ...
糸を紡ぐ家-自然素材の小さなオフィス-

糸を紡ぐ家-自然素材の小さなオフィス-

家のような・・・ 1日のうち働いている時間はどれくらいでしょうか。睡眠に8時間・働くことに8時間・プライベートに8時間。単純にそう分ける話はよく聞きます。仮に8時間として、すこし多めに働くとたちまち、起きている時間の半分以上をオフィスで過ごすことになります。そのオフィスを、できるだけ快適にしたい。家のようなオフィスにしたい――それが、クライアントのいちばん大きな願いでした。 敷地は、かつて栄えた商  ...
「くの字」ハウス

「くの字」ハウス

新潟市近郊、由緒ある神社が祀られた弥彦山の東麓、信濃川のつくる南北に細長い扇状地をはさんで奥羽山脈を遠くに望む場所に計画されたモデルハウスの計画。 モデルハウスは社屋と加工場を含む広大な敷地の一角にあり、広場を中心として順次整備を進めている中でのプロジェクトである。 建物の大まかなかたちは周囲の状況を読み取った結果を素直に反映している。西には広場が面し、パブリック性のある賑やかな場所で、リビング・  ...
Designer’s Factory KISETSU

Designer’s Factory KISETSU

ありきたりの家ではない、自分らしい家を建てたい。 本物の素材でつくり、そしてなにより美しい家を。 どんな人でも、そんな想いを抱くことが当たり前のようになってきている。 家づくりに対して真剣に取り組む工務店が、行き着いた解答が建築家とのコラボレーションであり、より多くの人々に質の高い住宅とライフスタイルを提供するための拠点としてこのプロジェクトが計画された。 このファクトリーは、工務店のオフィスであ  ...
concept house Saijo

concept house Saijo

「ひろがり」を求めて そのすまいが建つ場所はとても大きな条件。 周辺環境の様子から、日差し、風通し、プライバシー、眺望などを慎重に読み込みます。 特に視界の抜ける方向を探すことを重視しています。 コンセプトハウスの敷地は南に道路が接してはいるものの隣家との距離がとれません。 一方北側には遠くまで見渡せる山並みがありました。 南側に白い塗り壁の塀を立てて中庭をとり、北側に高窓を設けます。 空を切り取  ...
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暮らしをつくる。 

暮らしをつくる。 

この夏はすこし遠くの国内へ、旅に出た。その土地や移動の中で見たもの・聞こえたこと・感じたことはさまざまにあって、それをこれから記していきたいと思う。           1日目 みなさま、離陸いたします。 聞き慣れたはずのアナウンスが、今日はなんだか違う雰囲気に聞こえる。 モニタを見る。(真ん中の席であった。) 滑走路がうつっている。 ぐんぐん走る。 ごごごごごごー、と加速度が増して、ふわっと飛んだ。 東京の上空を旋回する。 雲を通過する。 ずっと飽きずにモニタを見ていた。 初めて飛行機に乗った ...
屋根の傘下にくらす平屋

屋根の傘下にくらす平屋

広い敷地の中、既存の母屋にご両親が住み、若夫婦の新居として計画された平屋の住宅。 母屋の庭を新しい建物との間の中庭として残すために敷地南端に寄せた、くの字の平面形状となった。ご主人は日本の伝統的な建築への造詣と、アメリカ在住の経験から得た大らかなスケール感を併せ持ち、本格的木造でありながら和風だけに捕われない住宅を望んだ。軸組みの構造を表わしにすることから、プランは屋根型が素直に反映するように考えた。 急勾配の棟持ち柱をもつカラ傘の屋根は、おおらかな天井をもつリビングゾーンとして家の核となる。軒 ...
アントニン・レーモンド ~アトリエ「夏の家」

アントニン・レーモンド ~アトリエ「夏の家」

  これだけ、暑くなると毎日避暑地で仕事をしたいなと思ったりする。。。 この建築は、昭和8年に建築家アントニン・レーモンドが自身の別荘兼アトリエとして建てた建築である。現在は軽井沢タリアセンという塩沢湖畔につくられたミュージアムとして移築されている。 このスタジオ別荘は、「自然への開放と閉鎖」というテーマで、南ヶ丘のゴルフ場東側の池の傍に建てられた。 ここでレ―モンド夫妻は、彼の事務所の所員とともに夏を過し、仕事と生活の場と自然との共生をおこなった場である。1階の広い部屋がこの生活の中心でそこで ...
福井の家

福井の家

はじめに 「しとしとと降る雨の中でも深い庇がつくる、輪郭を失うことのない確かなかたち。 微妙な陰を生むやわらかい反射光が壁や天井に映し出す豊かな表情。 ワビサビとか渋さではなくて、そんな風土が豊かなで楽しい暮らしに映えるような住まい。」 これは、風土に根ざした福井ならではの住まいを、今の時代感覚に翻訳したモダンな建築として模索しようとしている堀川社長の想いに応えるために、プロジェクトに手をつける前におぼろげに考えたテーマです。 特に冬のどんよりとした空気感の中で、楽しく豊かなくらしを支える「すま ...
若草山へのびる家

若草山へのびる家

  山焼きが見たい 薬師寺にほど近く、道路から1mほど高い角地は、先代から受け継いだ植栽に包まれていました。石積みのアプローチ。玄関先にはおじいちゃんがだいじにしていた松。 「若草山の山焼きが見たい」この家は、そこから始まりました。新年を彩る若草山の山焼きは、起源は諸説ありますが、3つ連なる山をほぼ焼き尽くす伝統行事です。それを新しい家から家族みんなで見たい。その願いの下、家の骨格を決めていきました。 若草山を臨む北東角に、バルコニー。1階には南側の庭に面して17畳のリビングとダイニン ...
糸を紡ぐ家-自然素材の小さなオフィス-

糸を紡ぐ家-自然素材の小さなオフィス-

家のような・・・ 1日のうち働いている時間はどれくらいでしょうか。睡眠に8時間・働くことに8時間・プライベートに8時間。単純にそう分ける話はよく聞きます。仮に8時間として、すこし多めに働くとたちまち、起きている時間の半分以上をオフィスで過ごすことになります。そのオフィスを、できるだけ快適にしたい。家のようなオフィスにしたい――それが、クライアントのいちばん大きな願いでした。 敷地は、かつて栄えた商店街の一画。石畳に沿って古くからの商店が並び、一方通行の道を車や自転車が行き交います。 ほぼ正方形の ...
「くの字」ハウス

「くの字」ハウス

新潟市近郊、由緒ある神社が祀られた弥彦山の東麓、信濃川のつくる南北に細長い扇状地をはさんで奥羽山脈を遠くに望む場所に計画されたモデルハウスの計画。 モデルハウスは社屋と加工場を含む広大な敷地の一角にあり、広場を中心として順次整備を進めている中でのプロジェクトである。 建物の大まかなかたちは周囲の状況を読み取った結果を素直に反映している。西には広場が面し、パブリック性のある賑やかな場所で、リビング・ダイニングと広いデッキが4間(7.2m)全開できる引き込み建具によって内外を繋ぐ。雄大な弥彦山を背に ...
Designer’s Factory KISETSU

Designer’s Factory KISETSU

ありきたりの家ではない、自分らしい家を建てたい。 本物の素材でつくり、そしてなにより美しい家を。 どんな人でも、そんな想いを抱くことが当たり前のようになってきている。 家づくりに対して真剣に取り組む工務店が、行き着いた解答が建築家とのコラボレーションであり、より多くの人々に質の高い住宅とライフスタイルを提供するための拠点としてこのプロジェクトが計画された。 このファクトリーは、工務店のオフィスであり、実現した建物や進行中のプロジェクトを紹介、展示するギャラリーであり、建築家と家を考えるスタジオで ...
concept house Saijo

concept house Saijo

「ひろがり」を求めて そのすまいが建つ場所はとても大きな条件。 周辺環境の様子から、日差し、風通し、プライバシー、眺望などを慎重に読み込みます。 特に視界の抜ける方向を探すことを重視しています。 コンセプトハウスの敷地は南に道路が接してはいるものの隣家との距離がとれません。 一方北側には遠くまで見渡せる山並みがありました。 南側に白い塗り壁の塀を立てて中庭をとり、北側に高窓を設けます。 空を切り取った中庭は陽だまりをつくるプライベートガーデン。 カーテンで閉め切らなくても気がねなくオープンにでき ...