2015年1月17日(土)、エコ建築考房のショールームで、「チルチンびとmarket」が開催されました。木の香りが漂う広々とした気持ちいい空間に、愛知県内各所から12のそれぞれ個性の違うお店が集結。出店者同士はじめましての方々もたくさん、なのに元からこんな店舗だったような統一感があって、会場には始まる前から心地よいムードが流れていました。
オープンした後もひっきりなしのお客様で広いショールームが狭く見えるほど。
おやすみとあってご家族連れも多く、子どもたちも外のデッキで遊んだり、薪ストーブの部屋のロフトから手を振ったり、珈琲を飲んだりピザをほお張ったり、楽しそう。
コラム「紙と糸で作る物語」の作者マニュモビールズさんも遊びに来てくれました。
はじめての開催と思えないようなスムーズな運営は、地域の方々に愛されてきた出店者の皆さんの底力はもちろん、何か月も前からチルチンびと広場を検索しながらお店を選び、説明会を開き、DMを制作したりと忙しい通常業務の間に指揮を執り、当日も予測不可能な事態に臨機応変に細やかに対応していたエコ建築考房の喜多茂樹さんをはじめ奥様の絢子さん、社員さんと家族の方々のチームワークの賜物。そして、この新しい動きを驚きながらも静かに暖かい笑顔で見守る高間社長の存在も大きい。主催者、出店者、来場者それぞれが、お互いに感謝の気持ちで支え合っていることが強く感じられる、何よりも皆さんワクワクして楽しんでいるのが伝わってくる、素敵なイベントになりました。
今回ご出店のみなさんを紹介します(チルチンびとmarket栞順)。
クラシノネx日々の菓子N_
ご店主の確かな目で丁寧に選ばれた東海地区の作家さんの生活道具や布小物、器は、日々を美しく彩ってくれそうなものばかり。素材にこだわった、シンプルで毎日たべられるお菓子をつくる日々の菓子 N_さんは、こういうイベント参加は初めてで、じかにお客様と対話できたことが本当に心から嬉しい、と語ってくれました。
K.452
レーザー加工機やミシンでつくるオリジナルの時計は、ありそうでなかった木とフェルトの組み合わせで、とても暖かみのあるデザイン。名入れなどもできるので、贈り物にもぴったり。
凛華 ~こころに飾る花~
和の心を感じる草花が並び、心和む畳空間の展示。30年生という小さな野梅の盆栽に目が惹きつけられました。こけ玉づくりワークショップも大盛況でした。
ミュシカ
ご主人の原風景でもある北欧アンティーク、長い年月をかけて暮らしをみてきたモノたちの囁きが聞こえてくるような素敵なものだらけ。棚の前にじっと立ち止まって見つめる方々も。
THE SHOP 十二ヵ月
インテリアのお仕事をされてきた柿沼さんご夫婦は、20年近くお店をされてきたベテラン。選び抜かれた作家さんの作品が放つ存在感とセンス溢れる空間づくりはさすがです。
SABAI
陶器の町常滑からやってきた、異国情緒あふれるカラフルな生活雑貨たちが会場を華やかなものにしてくれました。
IRISE
古いモノとは思えない、現代の暮らしにすんなり溶け込んでくれそうな道具や器がたくさん。お値打ちものだらけで、皆さん目を白黒させながらお宝探しに夢中のブースでした。
木工房すえひろ
代々、木の家具を作られ、暮らしのマルシェ主催など地域に密着した活動をされているすえひろさん。使い勝手のよさそうな木や陶の器や生活雑貨がたくさん並んでいました。
STITCHWORKS
柿渋で染め、墨で柄を描く。渋く、かっこよく、ベーシックなのに大胆な横山正美さんの生み出す布の鞄と小物たち。和を超えて、広くアジア・アフリカの空気を纏ったようなデザインが印象的でした。
boccheno
もちもちの生地に、酸味があってきちんとトマトの味がする、濃厚トマトソース。大きすぎず冷めにくい絶妙なサイズ。美味の一言!今回、唯一の食事処とあって生地も途中で追加されるなどご主人ほんとうに大忙しの一日!!
ツゲ製作所
ごらんのとおりの空っぽハンガー(笑)大人気のリネンガーゼエプロンは、開始後数分で売り切れ!それでもイベント終了までお店や来場の方々と、楽しく場の空気を盛り上げてくださいました。
nachi
お父様がエコ建築考房にお勤めというnachiさん、小学二年生の母でこのキュートさ!ヴィンテージの布を使って、日々チクチク、せっせと可愛く独創的な小物を産み出します。
みなさま、本当にありがとうございました!
+++
WEB版を飛び出したリアル版「チルチンびと広場」。それは地域の工務店とお店、住まいと暮らしのプロたちが集まってつくる新しい交流の場。さまざまなスタイルの人、モノ、コトや住まい方、暮らし方、をたくさんの方に発見してもらえたら。もっと全国のあちこちでこんな動きが生まれ、無理なく楽しく末永く、続けていってもらえたら。チルチンびと広場スタッフ一同、こんなに嬉しいことはありません。
※今回のイベントの模様は7月発売予定の『別冊チルチンびと東海版』に掲載予定です。こちらもお楽しみに!