東海の風景のなかにたつ、美しい住まい。それらを紹介する記事から、たずさわった建築家の想いを、拾った。(『チルチンびと別冊45・東海版』から)
…… 道路から見た家の佇まいも「一人だけ立派に威張った感じにならないよう」と、デザイン的な面ではもちろん、近隣との距離感を計った上でのこと。(田中敏溥・「きちんとした暮らし」を育む、美しい器)
…… 調和を保ちながら、古いものと新しいものを両立させるという意味で、“ 和 ”をとらえれば、それは日本の住まいを考える上で、新しいものを生み出す創造的な精神ともとれるのです。(横内敏人・現代の和のかたちを探して)
…… 家事をしていても、くつろいでいても、女性はいつも美しく見えなければ。いい家っていうのは、女性が美しくいられる家でもあるんです。(藤井章・のびやかな空間の秘訣は、設計の品格にあり)
…… 人間は、自然にお邪魔させてもらっているんだ。だから、足をちょこんとつけているだけでいい。(小井田康和・生活美学から生まれる居心地のよい住まい)
『チルチンびと別冊 45・東海版』は、7月29日発売。
東海の美しい住宅 / 焼きもののまち多治見からー 器の新たな可能性を発信する ギャラリーカフェ「陶林春窯」 / 瀬戸・多治見まちあるきマップ / 東海の食文化と豆味噌の秘密・小泉武夫 / 東海で建てる美しい木の家・工務店事例15 / その他、暮らしの読みものなど、充実の168 ページ。定価(本体 917円+税)