ふかし・卵の味噌漬け・ずいきの酢の物


梅雨ですね。晴れ間があってもどことなくジメジメと汗ばむ季節です。梅やらっきょうを塩漬けする合間に毎日のおかずを考えるのもたいへんです。そんな時にも作り置きしたものを組み合わせて何か一品ができたら助かりますね。今日はきりっと冷酒に合う三種をご紹介します。

 

ふかし・卵の味噌漬け・ずいきの酢の物

[材料]

ふかし(かなざわのはんぺん)4枚
ずいき 2本
卵 4個
甘酢(米酢150cc+きび砂糖大さじ2)
みそ 200グラム
はちみつ 大さじ3杯
昆布だし
きび砂糖 小さじ1
酒 大さじ1
薄口しょうゆ 小さじ2
ガーゼ 20㎝×20㎝ 1枚

[作り方]

  1. ふかしは昆布だしで四角いままゆでて、きび砂糖、酒、薄口しょうゆを入れてひと煮立ちしたら火を止め冷ます
  2. ずいきは10センチほどに切り、弱火のフライパンで乾煎りする。
  3. ずいきを4センチほどに切って甘酢に付けて一晩置く
  4. みそとはちみつを合わせて練って、タッパの中に味噌の半分量をいれガーゼの半分を載せ、4か所に丸く指でくぼみをつける
  5. 卵の白身と黄身をわけて、黄身のほうをそっとガーゼのくぼみにいれる(4か所)
  6. その上から残り半分のガーゼをかぶせ、味噌の残りの半分を覆うように入れていき、そのまま一晩置く
  7. ふかしを4分の1に切り、ずいき、卵の黄身と一緒に器に盛りつけ、緑の葉(写真はレモンバーム)を飾る

 

マスダさんの金沢ことば

梅雨時はジメジメしとるけど、雨が降らにゃ田んぼも心配やし、神さんのお恵みやとおもて雨も感謝せんなんね。なんでもありがたい、とおもとったら、幸せな人生やわいね。金沢ははんぺんのことを「ふかし」、ちゅうがや。わたしゃ「ふかし」が金沢の言葉やと知ってびっくりしたわー。ちいちゃい時からそれがあたりまえやとおもとったね。白くてふわっとしとるさかいに昆布だしと薄口しょうゆで上品にたいてたいね。
(梅雨時はジメジメしていますが雨がふらなければ田んぼも心配ですし神様のお恵みだと思って雨も感謝しなければなりませんね。なんでもありがたいと思っていたら幸せな人生ですよ。
金沢ははんぺんのことを「ふかし」、と言います。私は「ふかし」が金沢の言葉だと知ってびっくりしました。小さな時からそれが当たり前だと思っていましたね。白くてふわっとしているので昆布だしで上品にたいてくださいね)