茄子のオランダ煮

茄子のオランダ煮
 
オランダ煮は、江戸時代から食べられている料理。長崎の出島に下り立ったオランダ人から聞き伝わったものとか。油で揚げて、出汁や醤油で炊くものをそう呼んでいるらしいのですが、きっとオランダ人が聞いたらびっくりするのではないでしょうか。とかく日本に外国から伝わったとされる横文字のお料理には真偽が定かでないものもありますが、金沢では「オランダ煮」といったら必ず茄子を思い浮かべるほど。初夏から夏の定番料理です。

 
茄子のオランダ煮 材料(2~3人分)

茄子 中ぶりのもの5個
ミョウガ 3個ほど
ゴマ油 適宜
きび砂糖 大匙1
醤油 適宜大匙2
酒 大匙3
みりん 大匙1

[作り方]

  1. 茄子のヘタをとり、お尻の部分に縦に十字に切り目をいれ水にさらす。
  2. 茄子の水気をペーパータオルなどでとり、多めのゴマ油で艶良くいためる。
  3. きび砂糖、醤油、酒、みりんの順番に入れ、転がしながら炊き上げる。
  4. 仕上げにミョウガを入れ、ミョウガの紫色が出て少ししんなりしたころに火を止める。

 

マスダさんの金沢ことば
わたしら、ちいさいときからオランダ煮っていうては、茄子を煮とったもんや。なんでオランダ煮っていうがかはわからんけど、オランダ煮、いうたら、茄子を多めの油でいためて甘くどく煮るもんやったわいね。(わたしたちは幼いことからオランダ煮といって茄子を煮ていましたね。どうしてオランダ煮というのかはわかりませんが。オランダ煮というと茄子を多めの油でいためて甘めを強くして煮るものでしたよ。)