news letter 「住まいと健康」を考える 東賢一

WHO大気汚染報告書

WHOの最新の報告書によると、大気汚染(主として微小粒子状物質:PM2.5)が世界的に拡大を続けており、肺がんや呼吸器疾患などで年間約700万人が死亡していると試算しています。世界の人口の約90%が汚染された大気の中で生活しており、深刻な状況にあると指摘しています。

2012年の推計値では、室内空気汚染で約430万人、大気汚染で約370万人と推計していました。今回の報告書では、2016年の推計値として、室内空気汚染で約380万人、大気汚染で約420万人と推計しています。

室内空気汚染による推計死亡数は減少しましたが、大気汚染による推計死亡数が増加し、合計すると2012年の推計死亡数とほぼ同数となっています。

WHO: News release: 9 out of 10 people worldwide breathe polluted air
http://www.who.int/airpollution/en/

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