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関西から福井に来た。慣れぬ環境であぷあぷしていたときに、越前和紙に出会い、粘土を思い出し猫と出会った。猫をこさえ始めたら他のイキモノたちが「私もこさえてよ」と言い始めた。中に人が住んでいそうなイキモノをこさえるのが好きだ。彼らは人の暮らしにそっと潜み、人を見つめている。そういうイキモノをこさえ続けたい。
森石おまり
- 1967年大阪うまれ。福井県在住。子どもの頃より、粘土・お絵描き・紙が好き。京都の古書店勤務・フェリシモ「ブックポート」にて絵本や本紹介。現在福井新聞月刊fu 「緑の庭の子どもたち」宮下奈都:文 のイラスト担当中。