MacBook ProついにiPhone5が発売になり、ついでにMacBook Proが欲しくなってしまいました。このコラムがアップされた頃には両方ともゲットしてしまうのかどうか心配しながらコラムを書いています。新しいものはいつでも気分が良くてワクワク。それを使いこなし、生活もハイクオリティになっていく自分の姿を妄想してしまいます・・・

 

これはぼくだけでなく、多くの人にとっての勘違いですよね。ギター弾きの言い回しで「音は自分の指の中にある」というのがあるように、ツールよりも中身が大事。ぼくも以前(今も)憧れのギタリストと同じ機材が欲しくて、それ同等のギターを手に入れまして(そして今は眠っている)、やってはみたものの全然思うように行かず、上達もできずに終わってしまいました。憧れのギタリストならば、その辺に転がっているボロギターを弾かせても、聴いてみればその人の音と分かることでしょう。結局、音はその人の中にあるものなのです。

 

ぼくの場合、モノを使いこなすのが得意ではない。How to本など読むのがとても苦手。逆に得意なのは感覚的なことであり、「今も好きで5年後、10年後、30年後にも好きであろう」と思うものしか興味を持てないところがあります。音楽や服を買う時でさえ「お爺さんになっても聴くか? 着るか? 死んでも子孫は持っていてくれるか?」などと考えて、買う時の基準にします。極限まで削ぎ落として残ったモノ、本質がはっきりしたモノや人が好きなのです。でもそれだけでは停滞してしまう、とも感じています。なにかクリエイティヴな感性があるもの、新しいアイデアをプラスしたい。刺激を受けたい。ワクワクするような新しいツールを手に入れることは、そんなふうに何かを変えたいときのひとつのきっかけ、仕事や楽しみの助けになるはず。それらを使いこなすために多くを学ぶことも含めて、新しい自分を引き出し、スキルとアイデアを膨らませたいのです。

 

企業やお店が、次のトレンドは何? とすぐに人気急上昇のものに注目して、お金や時間をつぎ込みますが、それでは本質が何だか分からない。対してルーラルカプリ農場は「変わらない良い場所」であり続ける一方、成長もしつづけなければなりません。ありがたいことに、なんだか面白い人が周りに居てくれるようになりました。そこから何かが始まる予感もあります。同時に、自分自身も何かにチャレンジしたいという欲求が湧いてきています。新しいツールは、自分の本質を引き出して表現するきっかけになってくれると信じています。MacBook、使いこなしたいなぁ〜。詳しい方、ぜひご教授ねがいます!

 

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