売れるものは、どうでしょうかね ……うちでは、ビンがよく動きます。そこにあるのは、昔の医療用、お薬を入れてあったような。あれは、インクビン。ソーダ水のビン。ソースのビン。昔のガラスだから、気泡の入っているのが、結構、表情が出ていて面白いかな、と。これは、ミルクのビン。…… 手にして、これを何に使おうかと考えるのが、楽しいんですね。ビンの場合、買ってくださる方の幅も、若い方から年輩の方まで。ビンは、アンティークの世界の入口として、いいのかもしれませんね。高校生くらいの方も、これ、買ってみたいんですけどって、おっしゃいますね。

うちのお客さまは、主婦層の方が多いので、世の中の状況がすごく出ますね。それで、お互いフトコロ具合がわかるので、もう、買わないでくださいって、言いたくなっちゃうんですけど。…… ええ、お客さまに、好きなものに囲まれていて幸せですねって、言われますよ。なかなか、商売ともなるとキビシイですよって、返事しますけどね。まあ、ここまでくると、続けることが、すべて。西荻では、アンティークのお店、ミディさんも、ラ・カージュさん、ベビヰドヲルさんも、女性の先輩方が長く続けていらして、だんだん私も、やれるんじゃないかという気がしてきました。ホント、みなさんお元気で、時々、ハッパかけにきてくれます。

ここでは、年一回、私のふるさと香川県の物産展、イベントをやっているんですね。トシとともに、里心がつくのでしょうか。あと年に二回、洋服の展示。それと、セカイツアーということで、昨年はドイツをやったんですが、今年は12月12日から、メキシコ展をやります。メキシコの古いアート作品、玩具、手仕事品など、いろんなジャンルから集めます。メキシコのよさは、色、陽気さ、素朴さ。小さくて賑やかな世界。そういう世界が、私にドンピシャ。ほかに、来年の干支にちなんで、サルの企画展もいたします。みなさま、ぜひ。