オットー・ネーベル展

クレーやモンドリアン、フォロンなど図案化したようなアートが昔から好きで、オットー・ネーベル展のポスターを目にした時、これは行かねばと思っていました。

名前は聞いたこともなく、日本初の展覧会。
バウハウスでクレーやカンディンスキーと出会い、交友関係にあったそうです。
影響を色濃く感じます。
やっぱりというか、なるほどと思ったのはネーベルが建築を学んでいたこと。
(確かフォロンも建築を学んでいました)
展示されていた作品にはそのことを強く感じるものもありました。
クレーと違うところは面の造り方。
クレーは色を塗って面を造っていますが、ネーベルは点や細かい線で面を構成しています。

「カラーアトラス」をポストカードにしたものを購入。

カラーアトラス

カラーアトラスとはネーベルがイタリアに旅行した時に各地の風景を色や形で表現したもので、見ているだけで楽しい。

設計って
「条件を整理してカタチにしていく」
ことだとわたし的には思っているのですが、
ネーベルの作品は
「カタチを一旦解体、解析して、それをまた単純なかたちに構成して表現する」
ことなのかな。。。と。
勝手な憶測ですが。

こんな風に作品を観ていくのもおもしろい。。。と気づかせてくれた展覧会でした。