そろそろ半世紀

小雪・橘始黄

チャールズ&レイ・イームズが1950年代にデザインしたシェルチェア。

鹿児島空港の発着ロビーの椅子として使用されています。
空港を使用する毎に現役で使われているのを見ると嬉しくなります。
(そういえば、東京のある豚カツ屋さんの椅子もシェルチェアでした)

鹿児島空港が1972年に開港した当時から使われているとのこと。
45年もの間、補修や交換を繰り返しながら大切に使われているように思えます。

私にとってシェルチェアは、鹿児島空港のイメージを作り上げる記憶の一つになっています。
このまま60年、70年と、シェルチェアがあるロビーの風景を残して欲しいです。

「イームズのシェルチェア」は、空港管理者の愛着だけでなく、使用者の愛着も一緒になって作り出した、地域デザインの一つです。

地域デザインて、本当に素晴らしいものですね。

イームズシェルチェア