まちかどのグッドデザインno.3

道路わきに中木を1本!

道路わきに中木を1本

大阪府吹田市千里山。私の住むこの地域は、大正時代に郊外住宅地として開発が始まりました。土の道に側溝が設けられ、道路と敷地の境界辺りに中木を植えていったようです。70年の年月が過ぎ、大きく育った樹木はこの地域らしさをつくり、人々の大切な思い出の風景となっています。

道路わきに中木を1本!

敷地所有者の変わらない建て替えの場合は、これらの樹木は残ることが多いのですが、転売される場合は伐採されることがほとんどです。不動産売買の常識とは言え、残念な現実です。

新しく開発分譲された住宅地では、各敷地の道路わきに中木を1本植えることを計画しましょう。このような郊外型の住宅地では、樹木の果たす役割がとても大きいことが判ります。