金山出石寺

愛媛県大洲市豊茂乙1

金山出石寺

金山出石寺

 

出石山の山頂(標高812m)に鎮座し、石鎚山や大野ヶ原などの四国連山が一望できる真言宗御室派別格本山の寺院である。

本尊である千手千眼観世音菩薩には伝説が残されており、奈良時代初期養老2年(718年)に猟師が鹿を追い金山に入ったところ、山中に地鳴りが響き渡り、岩が割けて本尊の千手観音と地蔵菩薩が姿を現したと伝えられている。

その他にも、朝鮮出兵の際に藤堂高虎が持ち帰ったとされる国指定の重要文化財・「朝鮮鐘」などがある。

帰り際に護摩堂にて、ほうろく灸を。「ほうろく」という素焼きの皿を頭上にのせ、そこにもぐさを置き灸を据え、加持を行います。読経が響き渡る中、白い煙が立ち上がる様子は夏の風物詩でもある。