養蚕

先月参加した見学会の際、見学場所のすぐ近くにあった建物です。
コースには入っていなかたのですが、木下さんとコッソリ(?)見てきました。

競進社模範蚕室

「競進社模範蚕室」。 直立不動しそうな名前ですが、明治の終わりに建てられた、蚕の飼育方法を学ぶための建物です。

1階の蚕棚

1階の蚕棚

美しく力強い小屋組。

美しく力強い小屋組。

養蚕は弥生時代に日本に伝わり、化学繊維が普及するまでは日本の重要な基幹産業でした。
また、皇后陛下が蚕に桑の葉を与える行事があるほど、重要な日本の文化でもあります。

最盛期の風景

今は移築されて寂しげに建っていますが、最盛期の風景は圧巻!。
写真からでも、荒々しいようなエネルギーが伝わってきます。
建物というのは、風景や人や生活から切り離されてしまうと、生気のない剥製のように見えてしまいますね。

失われた風景

場所は埼玉県の本庄市、世界文化遺産の富岡製糸場とは隣県ですが20㎞強と近くです。
私の知らなかった、失われた風景です。