宇和島「えんま祭り」西江寺へ

愛媛県宇和島市

宇和島「えんま祭り」西江寺

 

地獄にまつわる絵や閻魔(えんま)の像を所蔵している宇和島市丸穂町にある西江寺で伝統の「えんま祭り」が7日から始まりました。 
西江寺には、地獄で裁きを行うとされるえんまの像が本堂に祀られ、「えんまさま」として親しまれていて、寺では仏教で地獄の釜の蓋が開く日とされる旧暦の1月16日に合わせて毎年「えんま祭り」を行っています。 

祭りの期間中は、畳8枚分の大きさの「閻魔大王図」や、畳16枚分にわたって描かれた「地獄極楽絵図」など、寺に所蔵されている地獄にまつわる作品50点も本堂で特別に公開されています。本堂には同市出身の芸術家村上天心(1877年~1953年)の彫刻と絵画の作品が公開されています。

訪れた子ども達もボランティアの解説に耳を傾けながら、絵や像を見て回り、中には恐ろしさの余り泣きだす一幕も。

佛日山西江寺は1365年に開山、1625年初代宇和島藩主伊達秀宗公に現在の場所に移転されたそうです。

お抹茶を戴いた大広間からは、江戸初期に作られ、枯山水の様式でありながら風光明媚として高く評価されている庭園を眺めることができました。簡素で美しいお庭でした。