経年変化(1)

杉の床板が長年の間にどう変わるのか、気にされる方も多いと思います。
竣工時に、メンテナンスの方法や頻度を熱心に訊ね、メモをとっていた方も、数年後にお邪魔した際には、ほとんどの方が「いや~何にも手入れ出来ていなくて」とおっしゃられます。
当然です。皆さんお忙しいし、しょっちゅう床磨きなんてやってられません。
杉の床板はかなり前から使っています。これは20年弱経過したお宅のもの。

杉の床板

例にもれず「いや~」の建主さんです。

杉の床板

柔らかいので傷はついていますが、全体を見ると全く気になりません。
自然と「うづくり」のようになっているのが良いカンジです。
油分が少ないので、見た目のカサカサ具合が気になるようであれば、オイル系のものを塗ってあげるのもよいでしょう。
温かみがあってサラッとした脚触りは、もちろん健在です。