「日本の家」1945年以降の建築とくらし展を観る

国立近代美術館で開催中の「日本の家」展を観てきました。
ローマ→ロンドン→東京と巡回してきた展覧会です。

日本の建築家はプリッカー賞を受賞してる人が多いこと、建築家が個人の住宅を設計することは他国では稀なことなどがヨーロッパで開催された理由のようです。

1954年以降の日本の家75軒が展示されていて、50組の建築家の空間のとらえ方、考え方の面白さを感じる内容でした。

清家清設計の「斎藤助教授の家」の原寸模型が展示してありました。
材も色も忠実に再現されていて、清家清の空間を体感できますが室内での展示は違和感もあります。
この家のこの空間は室内だけで完結するものでなく、庭や空などの外部空間と一緒に存在して成立するものだと感じました。

また、篠原一男の「民家はキノコである」「失われたのは空間の響きだ」という一節が目にとまり、学生時代には読んだであろう「住宅論」をまた改めて読み返しているところです。

*「日本の家」展の詳細はこちら↓
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/the-japanese-house/