アアルト展 IN 東京SG

昨年より神奈川、愛知と巡回してきました、フィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アアルト展が現在東京ステーションギャラリーで開催されています。

アアルト展 IN 東京SG

アアルトという名前は知らなくても「この椅子見たことがある」とか「この花瓶知っている」という方も多いのではないでしょうか。
独自の手法で曲げ加工された、シンプルな造形とスタッキングができる機能を併せ持つスツールや、オーロラを想わせる曲線が特徴のガラスの花瓶など。
東京駅の施設という利便性もあってか、平日の夕方でしたが多くのお客さんが来場されていました。

アアルト展 IN 東京SG

アアルトには有名な真鍮製のドアハンドルがあります。
やはり曲線が使われた手になじみやすい形状をしていて、しかも上下にスタッキングできるという驚きの機能を持っています。
40年近く前の学生時代、コンペの手伝いでアルバイトをした設計事務所の所長さんがそのハンドル(レプリカかどうかは不明)を所有していて「アアルトの取手だよ」と教えて下さったことを思い出しました。
展示会場には模型や図面それに椅子などの家具が数多く展示されていますが、先のガラスの花瓶や木製の椅子などの製作工程のビデオも見ることができます。
特にガラスの花瓶が出来上がっていく過程はお勧めです。