龍谷大学 本館、正門

京都市下京区
1879年(明治12年)/設計者不詳

龍谷大学

ただいま放映中のNHK大河ドラマ「いだてん」を見ていると、こちら龍谷大学の本館を背景にした場面が目に飛び込みました。龍谷大学は西本願寺境内にあり仏教系の大学です。ここ大宮学舎を訪れると寺院と教育の密接な関係を感じることが出来ます。

龍谷大学

外観からは石造かレンガ造に見えますが、木造です。2階は100畳の講堂で、今は床に椅子が置かれていますが、当時は畳敷きに正座で講義を受けたそうです。アーチ窓の窓台の高さが低いのは、床座の視点の低さのためとの解説もあります。擬洋風といわれる様式ですが、単に何かの真似をしているわけではない、新しいものを創ろうとするエネルギーをいまも伝えてくれる建築です。