照明計画も大事

立春・春風説凍

照明計画を考える時に、「タスク・アンビエント」を意識しています。
それは店舗やオフィス等でよく利用される計画のことですが、室内全体(アンビエント)を適度に照らしつつ、商品や机(タスク)を個別に照らすことです。

「高屋の家」では部屋全体を照らす照明とは別に、キッチン廻りや食卓、ソファー周辺など、調理や食事、勉強、読書、くつろいだりと、それぞれの居場所を照らす照明があります。

また、一段落し就寝するまでの間は、明るさを落した落着いた雰囲気で過ごして欲しいと思い、明るさを調整出来るようにしています。

夜間、この家の家族のにぎわいと一緒に障子から漏れてくる光が、道行く人にとっては見守られているような、ほっとする安心感を与えてくれます。

高屋の家

高屋の家

高屋の家

「高屋の家」(岡山市)
施工:福富建設(棟梁/岩本健太)
設計:木下治仁建築設計事務所