興福寺 中金堂

興福寺の中金堂が300年ぶりに再建されました。
一般拝観は10月21日からで立ち寄った日はイベントが開かれていたため、全貌は見えませんでしたが、屋根の上の黄金色の鴟尾(しび)に五色の吹き流しが提げられている様は美しく晴れやかでした。

中金堂は1717年に7度目の火災で焼失し、その後は仮堂が建てられましたが、再建はその火災以来となるそうです。
この中金堂がこのあと何百年と残っていくことを想像すると、自分がいまその時間の続きの中にいて、それはほんの一瞬なのだなぁ。。。としみじみと感じる時間を持てました。

東大寺でも思ったことですが、お堂を築造するために、現代では重機やそれを動かす動力などが整っていますが、何百年も前にこれと同じものを人力だけで造ったのですよね。
宗教建築の迫力や緊張感はそんなことからも伝わってきます。

興福寺 中金堂