歴史散歩

白露・玄鳥去

一歩一歩進んでいる計画がありあます。
武家屋敷群の集落にある古民家を購入したご家族からの依頼。
室内は現代の暮らしに合わせた暮らしを提案し、外観は街並みに合わせる改修です。

工事が始まる前に改めてその地域について調べてみました。
図書館には、暮らしていた方(武士)の記録や、実測調査、報告書など多数あります。

資料の一つには、時代により屋根の骨組みの作り方が異なることが書かれています。
間口が大きくなるにつれ、明治初期にはトラス構造(洋小屋)が取入れられている建物もあります。
(先進的だと思います!)
改修する建物を照らし合わせてみると、なるほど、時代区分に合致しています。

法務局や図書館に行くと、明治時代以降であれば、絵図や古地図、古写真から、過去の歴史を調べることができます。
自分が暮らす地域にどのような歴史があったのか、思わぬ発見があります。
「あの建物は明治時代からあったんだ」、「あそこには何も無かったんだ」とか。
地域を知り、地域を見直し、地域を愛する一歩になるかも知れません。

歴史散歩