太陽光発電の自立運転モード

先週は台風、地震と立て続けに大きな自然災害に見舞われ、大阪と北海道では未だに停電している場所があるようです。

2011年、東京電力から電力の供給を受けていた私たちは「計画停電」を経験しました。
夜間に計画停電があると、信号機も消え、本当に真っ暗で足元も見えず怖かった記憶があります。
家の中ではろうそくを灯していましたが、自分たちがそれまでとても明るい暮らしをしていたことを思い知らされました。
駅や商業施設も「節電」のため、点灯する照明器具を減らしましたが、こちらは機能的には充分な明るさで逆に今まで明るすぎていたのではないか、このままのほうが落ち着いていいのではないかとさえ感じました。
LEDが普及したこともあり、今ではどこもすっかり元の明るさに戻ってしまいました。

太陽光発電の自立運転モード

我が家は太陽光発電設備を設置しているので、昼間に計画停電があった時は自立運転で電気を利用していました。
停電時に太陽光で作られ、自家で使いきれないぶんの電気が電線を流れるとキケンであるため停電時は太陽光で発電した電気はストップするように設定されています。
これを、自家だけで使うように切り替えるのが「自立運転モード」です。
操作は
①分電盤の主電源ブレーカーをOFFにする。
②分電盤の太陽光発電ブレーカーをOFFにする。
③太陽光発電設備のパワーコンディショナーを自立運転モードに切り替える。
④パワーコンディショナーの自立コンセントに使いたい電気器具をつなぐ。
ただし、大容量の電気器具(エアコンやオーブン、大型テレビなど)は接続を避けたほうが良く(1500Wが上限)また、曇ったり、陰になったりすると出力が低下するのでパソコンなども避けたほうがよさそうです。
我が家では冷蔵庫に接続していました。

今回の台風、地震で被災した方が一日でも早く普通のくらしに戻れることを祈ります。