奥村土牛美術館

奥村土牛美術館

信州小海線とともに和瓦と漆喰壁の街並みを走ると、八千穂駅前に「奥村土牛記念美術館」があります。
奥村土牛は、以前紹介しました彫刻家「平櫛田中」とほぼ同時代に活躍し、1962年に共に文化勲章を授与された昭和を代表する日本画家です。


 
美術館本館は、地元会社の社屋として昭和2年に建てられ集会場や宴会場として使われていた立派な建物です。
一階廊下天井は板張りですが、二階廊下天井は全面漆喰が施され、全体的には和洋折衷様式の豪華な造りをしています。
創建当時のものと思われる木製のガラス窓は、風が吹くとガタガタと音をたて昔懐かしい気分に浸らせてくれます。
窓外には緑豊かな中に和瓦の落ち着いた家並みが見え、作品だけではなく中庭や建物などの周辺環境も含めて静かな時間を過ごせることと思います。

奥村土牛美術館