東大農場

東大農場

西武新宿線田無駅より徒歩8分のところに、東京大学大学院農学生命科学研究科附属調和農学機構の施設があります。
地元では農場時代の名称から「東大農場」と言われ、市民にとっても緑豊かな大切な空間として現在も親しまれています。

東大農場

広大な敷地内に一画に、1935(昭和10年)年この地に農場が移転された当時から現存する旧乳牛舎を修復し、農器具などの展示を行う建物として再生された「農場博物館」があります。
屋根は瓦葺きですが外部は縦羽目板張り、そして内部はトラス構造の洋風建築になっています。関東大震災後の耐震性を重視した当時の営繕課長(後に東大総長を務めた建築家)内田祥三(うちだよしかず)氏の理念が反映されたと言われています。
老朽化により部分的に新しい材料によって改修されたところもありますが、ほとんどが建築当時のままで、長さ約10.9m(36尺)の平角陸梁は米松の無垢材で、割れなどほとんど見受けられない(説明文より)そうです。

東大農場

季節は七夕。市民の願いを込めて七夕飾りが風に揺らめいていました。

東大農場