装飾はよく考えて

住宅に装飾をほどこすのもデザインの内。しかし、やりすぎは禁物です。

飾り棚のバックに柄のある布を織ってもらって貼ったことがあります。
出来上がりはほれぼれするするほど美しいものでしたがしかし・・・そこは飾り棚。
「飾り棚」は何かをかざって初めてその存在感が発揮されるものです。その意味では「床の間」も同じです。

美しいはずの飾り棚にいざ掛け軸を掛けてみたらまったく引き立たない。それどころか本来なら黒子であるはずのバックの柄のある布を掛け軸が引き立てる始末。
まるで、ゲストよりも目立つ服装で本末転倒のNHKのアナウンサーみたいです。

NHKといえばスタジオのあの見苦しさ、何とかならないものでしょうかねぇ・・・

装飾はよく考えて

photo:岡本茂男