築地本願寺の動物たち

築地本願寺

移転が間近に迫る築地市場近くに「築地本願寺」があります。
日本の寺院としては異彩を放つこの建物は、1934年(昭和9年)東京帝国大学名誉教授で建築史家、伊東忠太の設計で建てられました。
伊東忠太は、それまで「造家」と訳されていた「Architecture」を「建築」と提唱した人物で、湯島聖堂や京都の祇園閣など明治から昭和にかけて数多くの建物を手掛けています。

築地本願寺

築地本願寺

築地本願寺

インドの古代仏教建築を模したと言われるファサードに圧倒されながら中に入ると、数々の動物たちに出会えます。
鳥と猿と象は「三畜評樹」(物事は全体を見渡すことが重要)という仏教説話に基づいているということですが、他にも牛や馬などの動物や聖獣などが迎えてくれます。