家造りの基本 その2

家造りの基本その2

これは住宅の基礎工事、コンクリートを打つ前の配筋工事の様子です。下から立ち上っている鉄筋の頭の部分が丸く折り曲げられているのがわかりますでしょうか?
この鉄筋はあばら筋(スターラップ)といい、鉄筋の中で最も大切な主筋(一番上にある水平に伸びている鉄筋)と緊結するように建築基準法で述べられている補助筋です。本来ですと緊結するためにはスポット溶接するか、この現場のようにフックを付けることが求められています。しかし実際の現場ではフックを設けず、主筋と番線により結束している例が多く見られます。確かに一般的な木造2階建て住宅であればそれほど大きな影響があるというわけではありませんが、それでも意味があってのことですし、何より構造上最も重要な基礎工事であるという意識が大切だと思います。

家造りの基本 その2