2018年1月9 の記事一覧

戌年の、ホット・ドッグ

戌年の、ホット・ドッグ

 

1901年のこと。ニューヨーク・ジャイアンツの本拠地球場、ポロ・グラウンド 全体 、寒さに震えていた。そこで、球場の飲食物の販売権をもつハリー・スチーブンスは、ソーセージとロールパンを大量に仕入れ、熱いソーセージに辛子を塗り、パンに挟んで売った。冷え込むスタンドにいたファンは、飛びついた。これが、球場の名物となり、やがて「ホット・ドッグ」と名づけられた。(『野球は言葉のスポーツ』伊東一雄、馬立  勝・中公新書から)
ホット・ドッグの誕生には諸説あり、この本にも別の話も紹介されている。しかし、野球とホット・ドッグの縁が深かったことは、間違いない。
〈球場でのホット・ドッグは、高級レストランのステーキよりうまい。スタンドで飲むピールは、ナイトクラブのシャンパンより喉がなる。〉という球場のCMもあったという。
戌年の寒い正月。ホット・ドッグを食べに行った。駅前のドトールで。コーヒーとモーニング・ドッグで、390円。