『JOJO』荒木飛呂彦原画展とスマホ

『JOJO』荒木飛呂彦原画展

 

 

〈 スマホで変わる美術館 / 「撮る」で世界に開かれる / 存在、揺さぶる事態 〉というタイトルの記事を読んだ。(『東京新聞』9月6日夕刊)

筆者は、木下直之氏(静岡県立美術館長)。
去る7月に「スマホで覗く美術館  ー  鑑賞体験のゆくえ」というシンポジウムを開催したことに触れ、文章の最後に、こう書いている。

…… 美術館の堅牢な壁がゆらいでいる。なぜなら、撮った写真はその場から世界のどこへでもつながるからだ。それをまた無数の人が鑑賞する。多くの館が「開かれた美術館」を目指してきたが、スマホによってすでに実現したのかもしれない。いや、だからこそ美術館には閉じる道もある、という意見が交わされた。

『JOJO』荒木飛呂彦原画展(国立新美術館、10月1日まで)に行く。たくさんの作品、たくさんのファン、たくさんのスマホ。