上を向いて揚げよう ー 凧揚げ大会

上を向いて揚げよう ー 凧揚げ大会

 

やっぱり、大野正博さんは、いた。研介君も、いた。大野さんは、本誌でもおなじみの建築家。息子・研介君は、この“ 広場 ” で、凧名人として、有名だ。西荻窪駅近くの公園。手づくり凧揚げ大会である。晴れているが、風が強く、寒い。
大野さんに聞くと「凧揚げ大会は、今年になって今日でもう3回目です」と言う。「暮には、凧市に行っていい凧を買いました。いま揚げているのは、湯沢の凧名人がつくった凧です。でも、今日は風がよくないなあ。乱れているでしょう」。研介君は、会場内の「凧病院」で具合の悪い凧の治療をしたり、うまく揚がらないひとを手伝ったり。大忙しだ。
風が吹かなくても、雨が降っても、凧名人たちは大会に集まってくるという。凧を語るのが、なにより楽しいのだという。
上を向いて揚げよう、幸せは空の上に、ですか。


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