私が中古物件やリフォームに興味を持った理由、それは母の影響が大きいと思います。
子どもの頃、約10年間古い戸建に住んでいました。当時はただ古いだけで全くよさがわからず、好きではありませんでした。以前の持ち家を売ってまでの引っ越しだったようですが、母は一目見て気に入ったと当時から言っていました。また、戸建と並行して中古マンションを購入しリフォームしていました。リフォームを楽しんでいる母を見て、リフォームや選ぶ物件によって部屋は全くちがうものになるのだなと、そのころから古い建物にも興味を持ち始めた気がします。
その後地元に戻り、一人暮らしを始めたのですが、自分で選んだ部屋も新築ではなく築30年近くたっているようなところでした。お風呂とトイレはタイル貼り。高い家賃を払えればもっと選べたとは思いますが、私はそこが気に入りました。すべて新しく買いそろえたわけでもなく、いい家具があったわけでもありませんでしたが、自分の好きな物を置き、配置を考えそんな空間を作るのが楽しくよく模様替えもしていました。
今思えば、昔から母も思い立つとすぐに模様替えをよくしていました。学校から帰るとまた変ってる！なんていうこともよくありました。
新築物件の部屋は完成されていて、部屋の雰囲気を変えようとも簡単には変わらないと思いますが、中古物件だと物の配置次第で部屋を全く違うものにすることができて、とても楽しめるのです。ペンキで壁も変えられると最高ですね！古い戸建や中古物件の一番の魅力はそこだと思います。私にとって家の空間はとても重要なものであり、その時の気分によって変えたいものです。ただの飽き性だと思われるかもしれませんが、引っ越したきりの配置で何年も住むなんてことは考えられません。
また、自分の趣味ではないものはほとんど置きません。家具も物も必要最低限の物しかないと思います。子供部屋だけはそうはいきませんが・・・。万が一、いただいたものであっても、しまっておくのも嫌ですし、そもそも収納もそれほどないので、近くのリサイクルショップが持っていったりします。そうは言っても、きっちりぴしっと隠して片づけるのが好きではなく、ある程度、物が見えているルーズな感じが好きです。
そんな風につくり出した家の中で、好きな音楽を聴き、家事をしたり、本を読んだり・・・ということがとても好きです。
