雑誌「チルチンびと」70号掲載 宮城県 ㈲佐七建設
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214DATA○所在地:宮城県仙台市 ○家族構成:夫婦+子ども2人○敷地面積:331.20㎡ ○延床面積:186.55㎡(1階125.28㎡ 2階61.27㎡) ○竣工:2010年8月(工期2010年3月~8月)○設計:佐七一級建築士事務所 ○施工:㈲佐七建設 ○構造形式:在来軸組工法、木造2階建て○主な外部仕上げ:屋根/ガルバリウム鋼板天然石吹き付け 外壁/ジョリパット左官仕上げ 軒天井/杉板 張り  ○主な内部仕上げ:天井/杉板張り 壁/石灰クリーム塗り仕上げ(リボス、ナチュラルプラスター) 床/檜フローリング、玄関床/玄晶石木をはじめとする自然素材が功を奏し、最初からすんなりなじめて過ごしやすいと奥さま。1階リビングにいながら、吹き抜けを介して小屋裏の木組みが目に入るのも楽しい。上/外観は左官塗りでシンプルな風合いに仕上げている。 右/Tさん一家と佐七建設の佐々木勇士さん(左)。上/広い玄関土間。ご主人の趣味部屋に直結。 下/趣味部屋に自転車がずらり。た。ふうわりした暖かさで、冷える時期も素足でいられる。その利点は、3月11日の震災直後に発揮された。 「何日か停電していたけれど、少しも寒くなく、普通に生活できたんです。小さい子どもがいるので、とても助かりました」(奥さま) 入居して、一家の暮らしぶりは大きく変わったようだ。ツーリングや釣りなどアウトドア派のご主人にとっての変化は、家にいる時間が長くなったこと。「日曜大工とか、家の手入れをしないといけないので。でも、気持ちが落ち着きますよ。趣味部屋にすぐ入っちゃうって、たまにブーイングも出ますが(笑)」 奥さまは、料理が楽しいと笑う。台所を対面式にしたため、子どもに目を配りながらゆったりと家事をこなせる。では、長男と長女はどうか。二人とも目に見えて活発になった。特に、よちよち歩きだった2歳半の長女はここに移ってから成長著しく、すっかりおてんばさんに。友だちが親子で遊びにくる機会も増え、リビングのブランコは人気の的だ。 「開放感は予想した通り。思ってもみなかったのが、震災の当日、安心していられたこと。仕事中も、家族は家にいれば大丈夫だろうとぜんぜん心配しなかった。それがすごく心強かったなあ」 リビングから隣接する和室へ、さらに広々としたデッキへ。元気いっぱい駆け回る子どもたちの姿を目で追いながら、ご主人がしみじみと言った。1F2Fリビング大きなデッキはリビングの延長。秋はここで芋煮会も。㈲佐七建設〒989-6321 宮城県大崎市三本木字東浦9-2 TEL 0229-52-3244 http://www.sashichi.co.jp/【資料請求番号 7049】情報はこちら和室納戸ウッドデッキダイニングキッチン 書斎(趣味室)玄関土間駐車場収納洗面脱衣浴室子供室納戸子供室吹 抜寝室ワークスペースウォークインクローゼットバルコニー

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