ベビーマッサージセラピストとして、月に数回、赤ちゃんを育てているお母さんに、スキンシップの方法の1つとしてベビーマッサージをお伝えしています。生まれて間もないころから行うことで、赤ちゃんの成長を促す目的はもちろん、お母さんの育児の自信にもつながるベビーマッサージ。お伝えするだけではなく、現在も4人の子ども達にも実践しています。
ベビーマッサージと出会ったのは、現在3歳の末っ子がお腹の中にいるときです。すでに上の子ども達は、7歳、6歳、2歳と赤ちゃんの時期はとっくに過ぎてしまっていたのですが、どうやってスキンシップを取っていいのかと悩んでいた時期でもあったので、ベビーと名前はついているけれど、お兄ちゃんたちにもやってみよう!と、最初は戸惑う子ども達にやってみることにしました。すると返ってきたのは、子どもたちの嬉しそうな笑顔。そして何より、わたしがとても楽しかったのです。
それからは、眠くて愚図ついている時や不安がっている時、風邪の予防に、リラックスしてもらおう、など、その時々に応じてマッサージをする場所を変えたりしながら楽しむようになりました。子ども達からも「マッサージして~」「今日は足がいい~」などリクエストもしてくれるようになり、子ども1人1人に触れることで、私自身がその子の肌の調子や気持ちの安定、不安定も感じ取れるようになり言葉では表さない部分にも対処できているように思います。
ベビーマッサージに限らず、親子の絆作りには欠かせない、欠かしてはいけないスキンシップ。お母さんの手って魔法の手なんです。たとえば、寝るときに背中を軽くトントンしてもらうと寝ることができたり、転んだ時に「いたいのいたいのとんでいけ~!」上手な絵が描けたよと見せてきたときに頭を撫でてあげる、全て"手"で安心させてあげています。スキンシップって難しそう…そう思っていた私ですが、何気ない行動がスキンシップにつながっていることを知って、ハッとしたことを今でも覚えています。とても簡単で1番伝わりやすい愛情表現だと感じています。
これからも、たくさんの親子さんに愛情を伝える方法の1つ、ベビーマッサージをお伝えしながら、私も自分の魔法の手を使って、子どもたちと親子でスキンシップを楽しみたいと思います。