46号掲載 人を生かし、風土を生かす家づくり 青森編
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くの利益を入れている。少しでも多くの利益を山に還元したい考えだ。  中村製材所では材の乾燥や細かい加工は行わないため、堅木工房は広大なストックヤードと大きな刻み場を持つ。ストックヤードには常時10棟分の材が天然乾燥されており、実加工機まで備えた刻み場では、大工が手刻みで材を加工していた。  中村製材所で挽く原木は、年間約1400立米だが、その3分の1は堅木工房の材だ。広葉樹を生かせる堅木工房は、中村さんの技術とともに、田中さんの山を守ることができる貴重な存在だ。今後、このような工務店が増えれば、三八地方の山はさらに活性化するに違いない。

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