雑誌「チルチンびと」51号掲載 新潟県 家造【iezo】 ㈱加藤組

「樹の上で遊ぶ子どもたちを見守る家」

 庭のツリーハウスで、子どもたちは大はしゃぎ。モデルハウス「村上の家」には、子どもも大人も遊べる要素が詰まっている。  新潟市と村上市を結ぶ新潟県道3号線沿いに建つ、家造加藤組(以下加藤組)のモデルハウス「村上の家」。ツツジやヤブコウジ、スギゴケなどが植えられた和の趣が漂うアプローチを通り、玄関の格子戸を開けると、そこは広い玄関土間。中の引戸の先は、吹き抜けで天井が高く、開放感のある明るい居間が広がる。居間の右手は食堂、左手は畳敷きの客間となっている。  居間はそのままテラス、庭へつながる。庭には小さな田んぼがつくられ、青々とした稲が風に揺れている。田んぼの脇に立つケヤキには、青空の下、原常樹園のスタッフがぶら下がり、ツリーハウスを制作中。まさに完成を迎えようとしていた。  加藤組は村上市に本社を構え、新潟市内から、村上市を含む県北地域までのエリアで家づくりを手がける工務店。材には、地元村上周辺の山北地域や岩船地域などの杉を主に使っている。数寄屋なども手がけるベテランの大工と、職人を取りまとめる経験豊かな現場監督による、ていねいな家づくりを特徴としている。 「村上の家」のテーマは「懐かしい未来の家づくり」。そこには、昔から使われてきた素材や技術を生かしながら、これからの時代の暮らしに合う家を、という思いが込められている。さらに自然素材を用い、住む人やつくる人の健康や安全を謳った「チルチンびと仕様の家」でもある。 「この地域は、夏は蒸し暑く、冬は雪が降ってじめじめした曇り空が続く」と加藤組の専務・加藤善典さん。そんな悩みを、夏は風通しを図り、冬は開口部の障子からやわらかな光を入れ、薪ストーブで家全体を暖めることで解決した。この家は、1年を通して快適に過ごすことができる。

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