雑誌「チルチンびと」90号掲載 群馬県 ㈱オオガネホーム
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135スと寝室というおおらかな間取りで、1階の土間では、薪ストーブが存在感を放つ。 この家に暮らすのは、直樹さん・優子さん夫妻と4歳の睦むつ樹きくん、1歳の紬つむぎ葵ちゃんの4人家族。のどかな環境で子どもを育てたいと、市街地のアパートからこの地に移り家を建てた。転勤が多く今も単身赴任中だという直樹さんは「家族が集って心底ゆったりできる場所が欲しかった」という。 家づくりを決めたとき、まず直樹さんの頭に浮かんだのは断熱のことだった。「前のアパートは断熱材に新建材を使っていて、冬寒くて夏は暑く、湿気もすごかった。本当に安らぐ家にするために、見えないところまで自然素材にしたいと考えたんです」。また、直樹さんの実家に薪ストーブがありその暖かさに魅かれていたのと、東日本大震災の計画停電時にも暖を採れた経験から、薪ストーブを絶対に入れたかったという。 施工を依頼したオオガネホームとの出会いは偶然だった。住宅展示場や工務店を回ってもなかなかピンとこなかった夫妻だが、かねてから近所に素敵だなと思っている家があっ

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